アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の特性について解説していきます。
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の基本特性
- 名称: アンチモン
- 元素記号: Sb
- 原子番号: 51
- 分類: 半金属
- 族/周期/ブロック: 15/5/p
- 原子量: 121.760
- 電子配置: [Kr] 4d10 5s2 5p3
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 6.697 g/cm3
- 融点: 903.78 K, 630.63 °C, 1167.13 °F
- 沸点: 1860 K, 1587 °C, 2889 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 19.79 kJ/mol
- 蒸発熱: 193.43 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 25.23 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (807 K), 10 Pa (876 K), 100 Pa (1011 K), 1kPa (1219 K), 10kPa (1491 K),100kPa (1858 K)
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の原子特性
- 酸化数: -3, +3, +5
- 電気陰性度: 2.05(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 834 kJ/mol 2nd: 1594.9 kJ/mol / 3rd: 2440 kJ/mol
- 原子半径: 140 pm
- 共有結合半径: 139 ± 5 pm
- ファンデルワールス半径: 206 pm
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)のその他の特性
- 結晶構造: 三方晶
- 磁性: 反磁性
- CAS登録番号: 7440-36-0
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の主な同位体
121Sb 57.36 %
123Sb 42.64 %
125Sb 天然存在比不明
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の発見者
アンチモンは古代より広く人類に活用されてきた元素であり、はっきりとした発見者はわかっていません。
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の命名の由来・語源
アンチモンの語源は、2つあります。
まず、アンチモンという元素の名称ですが、単体で存在しにくいため、ギリシャ語の「孤独嫌い」を意味するanti-monosに由来して命名されました。
また、元素記号のSbですが、アンチモンを含む鉱石である輝安鉱を指すラテンフォSitbiumが由来とされています。
アンチモン(元素記号Sb,原子番号51)の用途
アンチモンの用途は、幅広く工業的に活用されています。
人体への毒性が懸念されており、代替が進んでいます。
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