オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の特性について解説していきます。
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の基本特性
- 名称: オスミウム
- 元素記号: Os
- 原子番号: 76
- 分類: 遷移金属
- 族/周期/ブロック: 8/6/d
- 原子量: 190.23
- 電子配置: [Xe] 4f14 5d6 6s2
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 22.59 g/cm3
- 融点: 3306 K, 3033 °C, 5491 °F
- 沸点: 5285 K, 5012 °C, 9054 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 57.85 kJ/mol
- 蒸発熱: 738 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 24.7 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (3160 K), 10 Pa (3423 K), 100 Pa (3751 K), 1kPa (4148 K), 10kPa (4638 K),100kPa (5256 K)
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の原子特性
- 酸化数: -2, -1, 0, +1, +2, +3, +4, +5, +6, +7, +8 (弱酸性酸化物)
- 電気陰性度: 2.2(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 840 kJ/mol 2nd: 1600 kJ/mol / 3rd: na
- 原子半径: 135 pm
- 共有結合半径: 144 ± 4 pm
- ファンデルワールス半径: 不明
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)のその他の特性
- 結晶構造: 六方晶
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7440-04-2
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の主な同位体
184Os 0.02%
185Os 天然存在比不明
186Os 1.59%
187Os 1.96%
188Os 13.24%
189Os 16.15%
190Os 26.26%
191Os 天然存在比不明
192Os 40.78%
193Os 天然存在比不明
194Os 天然存在比不明
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の発見者
オスミウムはイギリスの科学者スミソン・テナントによって発見されました。
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の命名の由来・語源
オスミウムの語源は、加熱すると生じる四酸化オスミウムが独特の匂いを有することから、臭いを意味するギリシャ語のosmeに由来して命名されました。
オスミウム(元素記号Os,原子番号76)の用途
オスミウムの用途は、合金の素材や、指紋検出の薬剤など、幅広く活用されています。
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