キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の特性について解説していきます。
超ウラン元素であり、天然界には存在しない人工元素のため、まだまだ不明な特性が多いです。
特殊な実験でしか合成できないため、物理特性のほとんどは、計算上の推定値になります。
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の基本特性
- 名称: キュリウム
- 元素記号: Cm
- 原子番号: 96
- 分類: アクチノイド
- 族/周期/ブロック: 3/7/f
- 原子量: 247
- 電子配置: [Rn] 5f7 6d1 7s2
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 13.51 g/cm3
- 融点: 1613 K, 1340 °C, 2444 °F
- 沸点: 3383 K, 3110 °C, 5630 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 不明
- 蒸発熱: 不明
- 熱容量: 不明
- 蒸気圧: 1Pa (1788 K), 10 Pa (1982 K)
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の原子特性
- 酸化数: +3, +4 (両性酸化物)
- 電気陰性度: 1.3(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 581 kJ/mol
- 共有結合半径: 169 ± 3 pm
- 原子半径: 174 pm
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)のその他の特性
- 結晶構造: 六方晶系
- 磁性: 反強磁性(52 Kで常磁性に転移)
- CAS登録番号: 7440-51-9
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の主な同位体
242Cm 天然存在比不明
243Cm 天然存在比不明
244Cm 天然存在比不明
245Cm 天然存在比不明
246Cm 天然存在比不明
247Cm 天然存在比不明
248Cm 天然存在比不明
250Cm 天然存在比不明
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の発見者
キュリウムはアメリカのカリフォルニア大学バークレー校のシーボーグらによって発見されました。
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の命名の由来・語源
キュリウムの語源は、キュリー夫妻に由来して命名されました。
キュリウム(元素記号Cm,原子番号96)の用途
キュリウムは原子力電池や、α線源としてもちいられ、惑星探査機などにも搭載されています。
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