ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の特性について解説していきます。
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の基本特性
- 名称: ジスプロシウム
- 元素記号: Dy
- 原子番号: 66
- 分類: ランタノイド
- 族/周期/ブロック: 3/6/f
- 原子量: 162.500
- 電子配置: [Xe] 4f10 6s2
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 8.540 g/cm3
- 融点: 1680 K, 1407 °C, 2565 °F
- 沸点: 2840 K, 2562 °C, 4653 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 11.06 kJ/mol
- 蒸発熱: 280 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 27.7 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (1378 K), 10 Pa (1523 K), 100 Pa (1704 K), 1kPa (1954 K), 10kPa (2304 K),100kPa (2831 K)
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の原子特性
- 酸化数: +2, +3 (弱塩基性酸化物)
- 電気陰性度: 1.22(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 573.0 kJ/mol 2nd: 1130 kJ/mol / 3rd: 2200 kJ/mol
- 原子半径: 178 pm
- 共有結合半径: 192 ± 7 pm
- ファンデルワールス半径: 不明
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)のその他の特性
- 結晶構造: 六方晶
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7429-91-6
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の主な同位体
154Dy 天然存在比不明
156Dy 0.06 %
158Dy 0.10 %
160Dy 2.34 %
161Dy 18.91 %
162Dy 25.51 %
163Dy 24.90 %
164Dy 28.81 %
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の発見者
ジスプロシウムはポール・ボアボードランによって1868年に発見されました。
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の命名の由来・語源
ジスプロシウムの語源は、単離に大変な量力を費やしたことから、ギリシャ語の「近づき難い」を意味する単語dysprositosに由来して命名されました。
ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66)の用途
ジスプロシウムの用途は、原子炉の制御用材料、磁石、光磁気ディスクの材料に活用されています。
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