トリウム(元素記号Th,原子番号90)の特性について解説していきます。
トリウム(元素記号Th,原子番号90)の基本特性
- 名称: トリウム
- 元素記号: Th
- 原子番号: 90
- 分類: アクチノイド
- 族/周期/ブロック: 3/7/f
- 原子量: 231.03588
- 電子配置: [Rn] 6d2 7s2
トリウム(元素記号Th,原子番号90)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 11.7 g/cm3
- 融点: 2115 K, 1842 °C, 3348 °F
- 沸点: 5061 K, 4788 °C, 8650 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 13.81 kJ/mol
- 蒸発熱: 514 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 26.230 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (2633 K), 10 Pa (2907 K), 100 Pa (3248 K), 1kPa (3683 K), 10kPa (4259 K),100kPa (5055 K)
トリウム(元素記号Th,原子番号90)の原子特性
- 酸化数: +2, +3, +4 (弱塩基性酸化物)
- 電気陰性度: 1.3(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 587 kJ/mol / 2nd: 1110 kJ/mol / 3rd: 1930 kJ/mol
- 共有結合半径: 206 ± 6 pm
- 原子半径: 179 pm
トリウム(元素記号Th,原子番号90)のその他の特性
- 結晶構造: 面心立方
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7440-29-1
トリウム(元素記号Th,原子番号90)の主な同位体
228Th trace
229Th 天然存在比不明
230Th trace
231Th trace
232Th ほぼ100%
234Th trace
トリウム(元素記号Th,原子番号90)の発見者
トリウムはスウェーデンの科学者イェンス・ベルセリウスによって、1828年にトール石から発見されました。
トリウム(元素記号Th,原子番号90)の命名の由来・語源
トリウムの語源は、北欧神話の雷神トールに由来して命名されました。
トリウム(元素記号Th,原子番号90)の用途
トリウムの用途は、様々で、幅広く工業利用されている。
直熱型真空管、高屈折率レンズ、るつぼ、アーク溶接電極、合金の素材、触媒、核燃料などです。
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