スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の特性について解説していきます。
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の基本特性
- 名称: スカンジウム
- 元素記号: Sc
- 原子番号: 21
- 分類: 遷移金属
- 族/周期/ブロック: 3/4/d
- 原子量: 44.955912
- 電子配置: [Ar] 3d1 4s2
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: (r.t.) 2.985 g/cm3
- 融点: 1814 K, 1541 °C, 2806 °F
- 融点での液体密度: 2.80 g/cm3
- 沸点: 3109 K, 2836 °C, 5136 °F
- 融解熱: 14.1 kJ/mol
- 蒸発熱: 332.7 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 25.52 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1 Pa (1645 K) / 10 Pa (1804 K) / 100 Pa (2006 K) / 1 kPa (2266 K) /10 kPa (2613 K) / 100 kPa (3101 K)
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の原子特性
- 酸化数: 3, 2, 1 (両性酸化物)
- 電気陰性度: 1.36(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 633.1 kJ/mol 2nd: 1235.0 kJ/mol 3rd: 2388.6 kJ/mol
- 共有結合半径: 170±7 pm
- ファンデルワールス半径: 211 pm
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)のその他の特性
- 結晶構造: 六方晶系
- 磁性: 常磁性
- 熱伝導率: (300 K) 15.8 W/(m·K)
- 熱膨張率: (r.t.) (α, poly) 10.2 µm/(m·K)
- CAS登録番号: 7440-20-2
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の主な同位体
44mSc syn
45Sc 100%
46Sc syn
47Sc syn
48Sc syn
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の発見者
スカンジウムはスウェーデンの科学者ラース・フレデリク・ニルソンによって1879年に発見されました。
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の命名の由来・語源
スカンジウムの語源は、スカンジナビアを意味するラテン語のscandiaが由来で命名されました。
スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21)の用途
スカンジウムの用途は、合金や研究用途などに活用されています。
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