ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の特性について解説していきます。

 

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の基本特性

• 名称: ニオブ
• 元素記号: Nb
• 原子番号: 41
• 分類: 遷移金属
• 族/周期/ブロック: 5/5/d
• 原子量: 92.90638
• 電子配置: [Kr] 4d⁴ 5s¹

 

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の物理特性

• 色: 銀白色
• 相: 固体
• 密度: 8.57 g/cm³
• 融点: 2741 K, 2468 °C
• 沸点: 5015 K, 4742 °C
• 三重点: 不明
• 臨界点: 不明
• 融解熱: 30 kJ/mol
• 蒸発熱: 689.9 kJ/mol
• 熱容量: (25 °C) 24.60 J/(mol·K)

• 蒸気圧: 1Pa (2942K), 10 Pa (3207 K), 100 Pa (3524 K), 1kPa (3910 K), 10kPa (4393 K),100kPa (5013 K)

 

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の原子特性

• 酸化数: -2, +2, +3, +4, +5 (弱酸性酸化物)
• 電気陰性度: 1.6（ポーリングの値）
• イオン化エネルギー: 1st: 652.1 kJ/mol 2nd: 1380 kJ/mol / 3rd: 2416 kJ/mol
• 原子半径: 146 pm
• 共有結合半径: 164 ± 6 pm
• ファンデルワールス半径: na

 

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)のその他の特性

• 結晶構造: 体心立方
• 磁性: 常磁性
• CAS登録番号: 7440-03-1

 

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の主な同位体

⁹¹Nb 天然存在比不明

⁹²Nb 天然存在比不明

⁹³Nb 100 %

⁹⁴Nb 天然存在比不明

⁹⁵Nb 天然存在比不明

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の発見者

ニオブはチャールズ・ハチェットによって、1801年に発見されました。

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の命名の由来･語源

ニオブの語源は、ギリシャ神話に登場するタンタロス(タンタルの命名の語源)の娘ニオベーに由来して命名されました。

この語源は、ニオブとタンタルが似た化学特性を有し、分離しにくいことを表したとされています。

ニオブ(元素記号Nb,原子番号41)の用途

ニオブの用途は、合金の資材や超伝道磁石に活用されています。

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