フッ素(元素記号F,原子番号9)の特性について解説していきます。
フッ素(元素記号F,原子番号9)の基本特性
- 名称: フッ素
- 元素記号: F
- 原子番号: 9
- 分類: ハロゲン
- 族/周期/ブロック: 17/2/p
- 原子量: 18.9984032
- 電子配置: 1s2 2s2 2p5
フッ素(元素記号F,原子番号9)の物理特性
- 相: 気体
- 密度: (0 °C, 101.325 kPa) 1.7 g/L
- 融点: 53.53 K, −219.62 °C, −363.32 °F
- 沸点: 85.03 K, −188.12 °C, −306.62 °F
- 臨界点: 144.13 K, 5.172 MPa
- 融解熱: (F2) 0.510 kJ/mol
- 蒸発熱: (F2) 6.62 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) (F2) 31.304 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1 Pa (38 K) / 10 Pa (44 K) / 100 Pa (50 K) / 1 kPa (58 K) / 10 kPa (69 K) / 100 kPa (85 K)
フッ素(元素記号F,原子番号9)の原子特性
- 酸化数: -1 (弱い酸性酸化物)
- 電気陰性度: 3.98 (ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 1681.0 kJ/mol 2nd: 3374.2 kJ/mol 3rd: 6050.4 kJ/mol
- 共有結合半径: 57±3 pm
- ファンデルワールス半径: 147 pm
フッ素(元素記号F,原子番号9)のその他の特性
- 結晶構造: 立方晶系
- 磁性: 反磁性
- 熱伝導率: (300 K) 27.7 m W/(m·K)
- CAS登録番号: 7782-41-4
フッ素(元素記号F,原子番号9)の主な同位体
18F 天然には存在しない
19F 100%
フッ素(元素記号F,原子番号9)の発見者
フッ素はフランス人科学者アンリ・モアッサンによって単離・発見されました。
フッ素(元素記号F,原子番号9)の命名の由来・語源
フッ素の語源は、産出石である蛍石fluoriteが由来で命名されました。
Fluoriteの語源はラテン語で「流れる」を意味するfluereが由来です。
蛍石が鉄鉱石を溶かして流れる液体に変えてしまう性質に由来して命名されました。
フッ素(元素記号F,原子番号9)の用途
フッ素の用途は、半導体や自動車部品、歯のコーティング剤などに活用されています。
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