プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の特性について解説していきます。
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の基本特性
- 名称: プラセオジウム
- 元素記号: Pr
- 原子番号: 59
- 分類: ランタノイド
- 族/周期/ブロック: 3/6/f
- 原子量: 140.90765
- 電子配置: [Xe] 4f3 6s2
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 6.77 g/cm3
- 融点: 1208 K, 935 °C, 1715 °F
- 沸点: 3793 K, 3520 °C, 6368 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 6.89 kJ/mol
- 蒸発熱: 331 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 27.20 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (1771 K), 10 Pa (1973 K), 100 Pa (2227 K), 1kPa (2571 K), 10kPa (3054 K),100kPa (3779 K)
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の原子特性
- 酸化数: +2, +3, +4 (弱塩基性酸化物)
- 電気陰性度: 1.13(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 527 kJ/mol 2nd: 1020 kJ/mol / 3rd: 2086 kJ/mol
- 原子半径: 182 pm
- 共有結合半径: 203 ± 7 pm
- ファンデルワールス半径: 不明
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)のその他の特性
- 結晶構造: 六方晶
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7440-10-0
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の主な同位体
141Pr 100 %
142Pr 天然存在比不明
143Pr 天然存在比不明
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の発見者
プラセオジウムはカール・ヴェルスバッハによって1885年に発見されました。
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の命名の由来・語源
プラセオジウムの語源は、ギリシャ語でニラを意味するprasonと、双子を意味するdidymosに由来して命名されました。
プラセオジウムの3価のイオンが緑色を呈することから、ニラが名前の由来になるとは面白いですね。
ネオジムとプラセオジウムは性質が似ていて分離が難しく、発見された際にはどちらも名前に双子を意味するギリシャ語のdidymosが語源になっています。
プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59)の用途
プラセオジウムの用途は、ガラスの着色剤や光ファイバーの素材として活用されています。
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