オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の特性について解説していきます。
超ウラン元素であり、天然界には存在しない人工元素のため、まだまだ不明な特性が多いです。
特殊な実験でしか合成できないため、物理特性のほとんどは、計算上の推定値になります。
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の基本特性
- 名称: オガネソン
- 元素記号: Og
- 原子番号: 118
- 分類: 希ガス
- 族/周期/ブロック: 18/7/p
- 原子量: 294
- 電子配置: [Rn] 5f14 6d10 7s2 7p6 (推定)
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の物理特性
- 色: 不明
- 相: 不明
- 密度: (室温付近) 13.65 g/cm3 (推定)
- 融点: 不明
- 沸点: 163 K (推定), −110.15 °C (推定)
- 三重点: 不明
- 臨界点: 439 K, 6.8 MPa (推定)
- 融解熱: 23.5 kJ/mol (推定)
- 蒸発熱: 19.4 kJ/mol (推定)
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の原子特性
- 酸化数: 0, +2, +4 (推定)
- イオン化エネルギー: 1st: 975 ± 155 kJ/mol 2nd: 1450 kJ/mol (推定)
- 原子半径: 152 pm (推定)
- 共有結合半径: 230 pm (推定)
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)のその他の特性
- CAS登録番号: 54144-19-3
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の主な同位体
294Og 天然存在比不明
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の発見者
オガネソンの発見者はロシアのドゥブナ合同原子核研究所の研究チームです。
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の命名の由来・語源
オガネソンの命名の由来・語源は長い間、未発見元素「Uno」「ウンウンオクチウム」と呼ばれていた。
2006年に発見の報告が上がると、新元素の発見者が名前を提案する権利を持つというIUPACの勧告により、アルメニア出身、ロシアの各物理学者ユーリイ・オガネシアンに敬意を評して彼の名前をつけることとした。
存命の研究者の名前にちなんで元素記号が命名されるのはシーボーギウムについて2例目。
オガネソン(元素記号Og,原子番号118)の用途
オガネソンは人工的に合成された元素であり、研究用途以外の用途は今の所ない。
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