サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の特性について解説していきます。
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の基本特性
- 名称: サマリウム
- 元素記号: Sm
- 原子番号: 62
- 分類: ランタノイド
- 族/周期/ブロック: 3/6/f
- 原子量: 150.36
- 電子配置: [Xe] 4f6 6s2
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 7.52 g/cm3
- 融点: 1345 K, 1072 °C, 1962 °F
- 沸点: 2067 K, 1794 °C, 3261 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 8.62 kJ/mol
- 蒸発熱: 165 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 29.54 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (1001 K), 10 Pa (1106 K), 100 Pa (1240 K), 1kPa (1421 K), 10kPa (1675 K),100kPa (2061 K)
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の原子特性
- 酸化数: +2, +3 (弱塩基性酸化物)
- 電気陰性度: 1.17(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 544.5 kJ/mol 2nd: 1070 kJ/mol / 3rd: 2260 kJ/mol
- 原子半径: 180 pm
- 共有結合半径: 198 ± 8 pm
- ファンデルワールス半径: 不明
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)のその他の特性
- 結晶構造: 菱面体晶
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7440-19-9
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の主な同位体
144Sm 3.07 %
146Sm 天然存在比不明
147Sm 14.99 %
148Sm 11.24 %
149Sm 13.82 %
150Sm 7.38 %
152Sm 26.75 %
154Sm 22.75 %
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の発見者
サマリウムはポール・ボアボードランによって1879年に発見されました。
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の命名の由来・語源
サマリウムの語源は、発見された鉱石の名前サマルスキー石に由来して命名されました。
ちなみにそのサマルスキー石の語源は、発見者のワシーリー・サマルスキー=ビホヴェッツに由来しています。
そのため、間接的ではありますが、サマリウムは人命が由来となった初めての元素記号です。
サマリウム(元素記号Sm,原子番号62)の用途
サマリウムの用途は、磁石や触媒(ルイス酸触媒、還元剤)に活用されています。
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