ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の特性について解説していきます。
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の基本特性
- 名称: ネプツニウム
- 元素記号: Np
- 原子番号: 93
- 分類: アクチノイド
- 族/周期/ブロック: 3/7/f
- 原子量: 237
- 電子配置: [Rn] 5f4 6d1 7s2
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 20.45 g/cm3
- 融点: 910 K, 637 °C, 1179 °F
- 沸点: 4273 K, 4000 °C, 7232 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 3.20 kJ/mol
- 蒸発熱: 336 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 29.46 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (2194 K), 10 Pa (2437 K)
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の原子特性
- 酸化数: +3, +4, +5, +6, +7 (両性酸化物)
- 電気陰性度: 1.36(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 604.5 kJ/mol
- 共有結合半径: 190 ± 1 pm
- 原子半径: 155 pm
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)のその他の特性
- 結晶構造: 斜方晶系
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7439-99-8
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の主な同位体
235Np 天然存在比不明
236Np 天然存在比不明
237Np 天然存在比不明
239Np trace
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の発見者
ネプツニウムはアメリカのカリフォルニア大学バークレー校のエドウィン・マクミランらによって発見されました。
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の命名の由来・語源
ネプツニウムの語源は耐用性の惑星である海王星neptuneに由来して命名されました。
海王星の語源は、ローマ神話における海神ネプトゥーヌスNeptunusに由来しています。
過去に幻に終わったニッポニウムとおなじ元素記号Npがあてがわれることになりました。
ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93)の用途
ネプツニウムの用途は核兵器の製造に限られます。
プルトニウムを生成する家庭でネプツニウムを経由することになります。
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