スズ(元素記号Sn,原子番号50)の特性について解説

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の特性について解説していきます。

 

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の基本特性

• 名称: スズ
• 元素記号: Sn
• 原子番号: 50
• 分類: 貧金属
• 族/周期/ブロック: 14/5/p
• 原子量: 118.710
• 電子配置: [Kr] 4d¹⁰ 5s² 5p²

 

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の物理特性

• 色: 銀白色
• 相: 固体
• 密度: （βスズ）7.365 g/cm³, （αスズ）5.769 g/cm³
• 融点: 505.08 K, 231.93 °C, 449.47 °F
• 沸点: 2875 K, 2602 °C, 4716 °F
• 三重点: 不明
• 臨界点: 不明
• 融解熱: （βスズ）7.03 kJ/mol
• 蒸発熱: （βスズ）296.1 kJ/mol
• 熱容量: (25 °C) （βスズ）27.112 J/(mol·K)

• 蒸気圧: 1Pa (1497 K), 10 Pa (1657 K), 100 Pa (1855 K), 1kPa (2107 K), 10kPa (2438 K),100kPa (2893 K)

 

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の原子特性

• 酸化数: -4, +2, +4 (両性酸化物)
• 電気陰性度: 1.96（ポーリングの値）
• イオン化エネルギー: 1st: 708.6 kJ/mol 2nd: 1411.8 kJ/mol / 3rd: 2943.0 kJ/mol
• 原子半径: 140 pm
• 共有結合半径: 139 ± 4 pm
• ファンデルワールス半径: 217 pm

 

スズ(元素記号Sn,原子番号50)のその他の特性

• 結晶構造: na
• 磁性: （βスズ）常磁性、（αスズ）反磁性
• CAS登録番号: 7440-31-5

 

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の主な同位体

¹¹²Sn 0.97 %

¹¹⁴Sn 0.66 %

¹¹⁶Sn 0.34 %

¹¹⁷Sn 14.54 %

¹¹⁸Sn 24.22 %

¹¹⁹Sn 8.59 %

¹²⁰Sn 32.58 %

¹²²Sn 4.63 %

¹²⁴Sn 5.79 %

¹²⁶Sn trace

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の発見者

スズは古代から人類に利用されてきた元素であり、はっきりとした発見者はわかっていません。

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の命名の由来･語源

スズの元素記号Snの語源は、ラテン語でスズを意味するstannumに由来して命名されました。

スズ(元素記号Sn,原子番号50)の用途

スズの用途は、合金の素材、メッキ、はんだなどに活用されています。

さらに元素記号や周期表を勉強したいあなたへ

高校受験→大学受験→大学(学部)→大学院(研究室)レベルまで、4段階に分けて詳しく解説していきます。

どこから始めたら良いかわからない人へ【入門者レベル】

元素記号について東大生が詳しく解説! ~周期表の覚え方や元素記号の分類、詳細情報まで~

周期表/元素記号の歴史と語源･命名の由来に関する雑学

元素記号や周期表モチーフのグッズをまとめてみた

まずは周期表を理解して、元素記号を覚えよう【高校受験レベル】

元素記号と周期表を暗記法･語呂合わせの覚え方を解説

元素周期表の元素記号を周期ごとに分類して解説

元素周期表の元素記号を族ごとに分類して解説

新しい元素記号を覚えて、周期表を拡張せよ【大学受験レベル】

常温での状態(気体･液体･固体)で元素記号を分類

金属元素に分類される元素記号をまとめて解説

典型元素に分類される元素記号を解説

周期表/元素記号の関連化学用語をまとめて解説

研究用途で利用される元素記号を学べ【大学レベル】

様々な化合物を構成する周期表の元素記号

ランタノイドとアクチノイドに分類される元素記号について解説

自然界には存在しない人工元素に分類される元素記号を解説    

これであなたも周期表と元素記号マスターですね!