ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の特性について解説していきます。
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の基本特性
- 名称: ルテニウム
- 元素記号: Ru
- 原子番号: 44
- 分類: 遷移金属
- 族/周期/ブロック: 8/5/d
- 原子量: 101.07
- 電子配置: [Kr] 4d7 5s1
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 12.45 g/cm3
- 融点: 2607 K, 2334 °C, 4233 °F
- 沸点: 423 K, 4150 °C, 7502 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 38.59 kJ/mol
- 蒸発熱: 591.6 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 24.06 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (2588 K), 10 Pa (2811 K), 100 Pa (3087 K), 1kPa (3424 K), 10kPa (3845 K),100kPa (4388 K)
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の原子特性
- 酸化数: -2, +1, +2, +3, +4, +6, +7, +8 (弱酸性酸化物)
- 電気陰性度: 2.3(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 710.2 kJ/mol 2nd: 1620 kJ/mol / 3rd: 2747 kJ/mol
- 原子半径: 134 pm
- 共有結合半径: 146 ± 7 pm
- ファンデルワールス半径: na
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)のその他の特性
- 結晶構造: 六方晶
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7440-18-8
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の主な同位体
96Ru 5.52 %
97Ru 天然存在比不明
98Ru 1.88 %
99Ru 12.7 %
100Ru 12.6 %
101Ru 17.0 %
102Ru 31.6 %
103Ru 天然存在比不明
104Ru 18.7 %
106Ru 天然存在比不明
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の発見者
ルテニウムはカール・エルンスト・クラウスによって1844年に発見されました。
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の命名の由来・語源
ルテニウムの語源は、産出地であるルーシ(現在のウクライナ)のラテン語名lutheniaに由来して命名されました。
ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44)の用途
ルテニウムの用途は、有機化学分野の水素化触媒や磁性体に活用されています。
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