亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の特性について解説していきます。
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の基本特性
- 名称: 亜鉛
- 元素記号: Zn
- 原子番号: 30
- 分類: ポスト遷移金属
- 族/周期/ブロック: 12/4/d
- 原子量: 65.38
- 電子配置: [Ar] 3d10 4s2
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 7.14 g/cm3
- 融点: 692.68 K, 419.53 °C, 787.15 °F
- 沸点: 1180 K, 907 °C, 1665 °F
- 三重点: na
- 臨界点: na
- 融解熱: 7.32 kJ/mol
- 蒸発熱: 123.6 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 25.470 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (610 K), 10 Pa (670 K), 100 Pa (750 K), 1kPa (852 K), 10kPa (990 K),100kPa (1179 K)
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の原子特性
- 酸化数: 0, +1, +2 (両性酸化物)
- 電気陰性度: 1.65(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 906.4 kJ/mol 2nd: 1733.3 kJ/mol / 3rd: 3833 kJ/mol
- 原子半径: 134 pm
- 共有結合半径: 122 ± 4 pm
- ファンデルワールス半径: 139 pm
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)のその他の特性
- 結晶構造: 六方晶
- 磁性: 反磁性
- CAS登録番号: 7440-66-6
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の主な同位体
64Zn 48.6 %
65Zn 天然存在比不明
66Zn 27.9 %
67Zn 4.1 %
68Zn 18.8 %
70Zn 0.6 %
72Zn 天然存在比不明
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の発見者
亜鉛は紀元前から人類に活用されており、はっきりとした発見者はわかっていません。
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の命名の由来・語源
亜鉛の元素記号Znの語源は、工業的に製造されていた鉛の表面が平滑ではなく、櫛の歯(zinken)状になっていたため、zinkと命名されました。
亜鉛(元素記号Zn,原子番号30)の用途
亜鉛の用途は、合金の素材、顔料や化粧品の素材、電池、メッキの素材などに活用されています。
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