水銀(元素記号Hg,原子番号80)の特性について解説していきます。
水銀(元素記号Hg,原子番号80)の基本特性
- 名称: 水銀
- 元素記号: Hg
- 原子番号: 80
- 分類: ポスト遷移金属
- 族/周期/ブロック: 12/6/d
- 原子量: 200.59
- 電子配置: [Xe] 4f14 5d10 6s2
水銀(元素記号Hg,原子番号80)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 液体
- 密度: 13.534 g/cm3
- 融点: 234.32 K, -38.83 °C, -37.89 °F
- 沸点: 629.88 K, 356.73 °C, 674.11 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 1750 K, 172.00 MPa
- 融解熱: 2.29 kJ/mol
- 蒸発熱: 59.11 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 27.983 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (315 K), 10 Pa (350 K), 100 Pa (393 K), 1kPa (449 K), 10kPa (523 K),100kPa (629 K)
水銀(元素記号Hg,原子番号80)の原子特性
- 酸化数: +1, +2, +4 (塩基性酸化物)
- 電気陰性度: 2.00(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 1007.1kJ/mol 2nd: 1810 kJ/mol / 3rd: 3300 kJ/mol
- 原子半径: 151 pm
- 共有結合半径: 132 ± 5 pm
- ファンデルワールス半径: 155 pm
水銀(元素記号Hg,原子番号80)のその他の特性
- 結晶構造: 菱面体晶系
- 磁性: 反磁性
- CAS登録番号: 7439-97-6
水銀(元素記号Hg,原子番号80)の主な同位体
194Hg 天然存在比不明
195Hg 天然存在比不明
196Hg 0.15%
197Hg 天然存在比不明
198Hg 9.97%
199Hg 16.87%
200Hg 23.1%
201Hg 13.18%
202Hg 29.86%
203Hg 天然存在比不明
204Hg 6.87%
水銀(元素記号Hg,原子番号80)の発見者
水銀はによって発見されました。
水銀(元素記号Hg,原子番号80)の命名の由来・語源
水銀の語源は、諸説あります。
ラテン語のargentum vivum(生きている銀)に由来して命名されました。
また、英語のmercuryはローマ神話のメルクリウスmercuriusが、天球上をせわしなく動く水星と水銀の性質が似ていることから命名されたとも言われます。
水銀(元素記号Hg,原子番号80)の用途
水銀の用途は、産業用/医療用に多岐に渡りますが、毒性の観点から現在はそこまで広く用いられている、というわけではありません。
電池の素材、水銀計、水銀灯などです。
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