常温で気体、液体、固体の元素をそれぞれ分類して解説します。
【周期表/元素記号】常温で気体の元素記号
- 水素(元素記号H,原子番号1,第1族)
- ヘリウム(元素記号He,原子番号2,第18族)
- 窒素(元素記号N,原子番号7,第15族)
- 酸素(元素記号O,原子番号8,第16族)
- フッ素(元素記号F,原子番号9,第17族)
- ネオン(元素記号Ne,原子番号10,第18族)
- 塩素(元素記号Cl,原子番号17,第17族)
- アルゴン(元素記号Ar,原子番号18,第18族)
- クリプトン(元素記号Kr,原子番号36,第18族)
- キセノン(元素記号Xe,原子番号54,第18族)
- ラドン(元素記号Rn,原子番号86,第18族)
常温で単体が気体の状態を取るのは水素、窒素、酸素、フッ素、塩素、そして希ガスの元素です。
よく教科書や問題集にも出てくるので覚えている人も多いのでは?
種類が少ないので覚えやすいですね!
【周期表/元素記号】常温で液体の元素記号
常温で気体の元素は、気体よりも少なく、3種類です。
臭素、水銀、フランシウムのみですので、サクッと覚えちゃいましょう!
臭素を含むハロゲンの単体は2原子分子で、極性はありません。
つまり、分子間力(ファンデルワールス力)が、周期表の下に行くにつれて大きくなっていきます。
そのため結合が切れにくくなり、周期表の下に行くほど、常温の状態が気体→液体→固体と移っていくのです。
ちなみに、フッ素、塩素は液体、臭素が液体、ヨウ素は固体です。
【周期表/元素記号】常温で固体の元素記号
- リチウム(元素記号Li,原子番号3,第1族)
- ベリリウム(元素記号Be,原子番号4,第2族)
- ホウ素(元素記号B,原子番号5,第13族)
- 炭素(元素記号C,原子番号6,第14族)
- ナトリウム(元素記号Na,原子番号11,第1族)
- マグネシウム(元素記号Mg,原子番号12,第2族)
- アルミニウム(元素記号Al,原子番号13,第13族)
- ケイ素(元素記号Si,原子番号14,第14族)
- リン(元素記号P,原子番号15,第15族)
- 硫黄(元素記号S,原子番号16,第16族)
- カリウム(元素記号K,原子番号19,第1族)
- カルシウム(元素記号Ca,原子番号20,第2族)
- スカンジウム(元素記号Sc,原子番号21,第3族)
- チタン(元素記号Ti,原子番号22,第4族)
- バナジウム(元素記号V,原子番号23,第5族)
- クロム(元素記号Cr,原子番号24,第6族)
- マンガン(元素記号Mn,原子番号25,第7族)
- 鉄(元素記号Fe,原子番号26,第8族)
- コバルト(元素記号Co,原子番号27,第9族)
- ニッケル(元素記号Ni,原子番号28,第10族)
- 銅(元素記号Cu,原子番号29,第11族)
- 亜鉛(元素記号Zn,原子番号30,第12族)
- ガリウム(元素記号Ga,原子番号31,第13族)
- ゲルマニウム(元素記号Ge,原子番号32,第14族)
- ヒ素(元素記号As,原子番号33,第15族)
- セレン(元素記号Se,原子番号34,第16族)
- ルビジウム(元素記号Rb,原子番号37,第1族)
- ストロンチウム(元素記号Sr,原子番号38,第2族)
- イットリウム(元素記号Y,原子番号39,第3族)
- ジルコニウム(元素記号Zr,原子番号40,第4族)
- ニオブ(元素記号Nb,原子番号41,第5族)
- モリブデン(元素記号Mo,原子番号42,第6族)
- テクネチウム(元素記号Tc,原子番号43,第7族)
- ルテニウム(元素記号Ru,原子番号44,第8族)
- ロジウム(元素記号Rh,原子番号45,第9族)
- パラジウム(元素記号Pd,原子番号46,第10族)
- 銀(元素記号Ag,原子番号47,第11族)
- カドミウム(元素記号Cd,原子番号48,第12族)
- インジウム(元素記号In,原子番号49,第13族)
- スズ(元素記号Sn,原子番号50,第14族)
- アンチモン(元素記号Sb,原子番号51,第15族)
- テルル(元素記号Te,原子番号52,第16族)
- ヨウ素(元素記号I,原子番号53,第17族)
- セシウム(元素記号Cs,原子番号55,第1族)
- バリウム(元素記号Ba,原子番号56,第2族)
- ランタン(元素記号La,原子番号57,第3族ランタノイド)
- セリウム(元素記号Ce,原子番号58,第3族ランタノイド)
- プラセオジム(元素記号Pr,原子番号59,第3族ランタノイド)
- ネオジム(元素記号Nd,原子番号60,第3族ランタノイド)
- プロメチウム(元素記号Pm,原子番号61,第3族ランタノイド)
- サマリウム(元素記号Sm,原子番号62,第3族ランタノイド)
- ユウロピウム(元素記号Eu,原子番号63,第3族ランタノイド)
- ガドリニウム(元素記号Gd,原子番号64,第3族ランタノイド)
- テルビウム(元素記号Tb,原子番号65,第3族ランタノイド)
- ジスプロシウム(元素記号Dy,原子番号66,第3族ランタノイド)
- ホルミウム(元素記号Ho,原子番号67,第3族ランタノイド)
- エルビウム(元素記号Er,原子番号68,第3族ランタノイド)
- ツリウム(元素記号Tm,原子番号69,第3族ランタノイド)
- イッテルビウム(元素記号Yb,原子番号70,第3族ランタノイド)
- ルテチウム(元素記号Lu,原子番号71,第3族ランタノイド)
- ハフニウム(元素記号Hf,原子番号72,第4族)
- タンタル(元素記号Ta,原子番号73,第5族)
- タングステン(元素記号W,原子番号74,第6族)
- レニウム(元素記号Re,原子番号75,第7族)
- オスミウム(元素記号Os,原子番号76,第8族)
- イリジウム(元素記号Ir,原子番号77,第9族)
- 白金(元素記号Pt,原子番号78,第10族)
- 金(元素記号Au,原子番号79,第11族)
- タリウム(元素記号Tl,原子番号81,第13族)
- 鉛(元素記号Pb,原子番号82,第14族)
- ビスマス(元素記号Bi,原子番号83,第15族)
- ポロニウム(元素記号Po,原子番号84,第16族)
- アスタチン(元素記号At,原子番号85,第17族)
- ラジウム(元素記号Ra,原子番号88,第2族)
- アクチニウム(元素記号Ac,原子番号89,第3族アクチノイド)
- トリウム(元素記号Th,原子番号90,第3族アクチノイド)
- プロトアクチニウム(元素記号Pa,原子番号91,第3族アクチノイド)
- ウラン(元素記号U,原子番号92,第3族アクチノイド)
- ネプツニウム(元素記号Np,原子番号93,第3族アクチノイド)
- プルトニウム(元素記号Pu,原子番号94,第3族アクチノイド)
- アメリシウム(元素記号Am,原子番号95,第3族アクチノイド)
- キュリウム(元素記号Cm,原子番号96,第3族アクチノイド)
- バークリウム(元素記号Bk,原子番号97,第3族アクチノイド)
- カリホルニウム(元素記号Cf,原子番号98,第3族アクチノイド)
- アインスタイニウム(元素記号Es,原子番号99,第3族アクチノイド)
- フェルミウム(元素記号Fm,原子番号100,第3族アクチノイド)
- メンデレビウム(元素記号Md,原子番号101,第3族アクチノイド)
- ノーベリウム(元素記号Md,原子番号102,第3族アクチノイド)
- ローレンシウム(元素記号Lr,原子番号103,第3族アクチノイド)
周期表の中の元素の単体はほとんどが常温で固体です。
特に金属元素は金属結合を有しているため、非常に高い融点を持っています。
基本的には、気体・液体を取る元素を覚えて、それ以外は固体!と覚えるのが楽そうですね。
【周期表/元素記号】室温での状態が不明な元素
- ラザホージウム(元素記号Rf,原子番号104,第4族)
- ドブニウム(元素記号Db,原子番号105,第5族)
- シーボーギウム(元素記号Sg,原子番号106,第6族)
- ボーリウム(元素記号Bh,原子番号107,第7族)
- ハッシウム(元素記号Hs,原子番号108,第8族)
- マイトネリウム(元素記号Mt,原子番号109,第9族)
- ダームスタチウム(元素記号Ds,原子番号110,第10族)
- レントゲニウム(元素記号Rg,原子番号111,第11族)
- コペルニシウム(元素記号Cn,原子番号112,第12族)
- ニホニウム(元素記号Nh,原子番号113,第13族)
- フレロビウム(元素記号Fl,原子番号114,第14族)
- モスコビウム(元素記号Mc,原子番号115,第15族)
- リバモリウム(元素記号Lv,原子番号116,第16族)
- テネシン(元素記号Ts,原子番号117,第17族)
- オガネソン(元素記号Og,原子番号118,第18族)
周期表の原子番号104以降は室温での状態が不明な元素です。
これらは全て人工元素と呼ばれ、実験室の中で少量、合成されるものです。
人工元素の物質の状態・性質はまだまだ解明できていないことが多く、不明とされています。
研究が進めばさらに新しい情報が加えられていくので、期待して待ちましょう!
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ユタカです。高校時代に有機化学の面白さに魅了され、化学に目覚めました。アメリカの大学に留学し、化学専攻で卒業。日本に帰国後、東京大学大学院にて工学系修士を修了。大学院を卒業後、化学メーカーに勤務し、化学の知識を活かした仕事を楽しんでいます!