白金(元素記号Pt,原子番号78)の特性について解説

白金(元素記号Pt,原子番号78)の特性について解説していきます。

 

白金(元素記号Pt,原子番号78)の基本特性

• 名称: 白金
• 元素記号: Pt
• 原子番号: 78
• 分類: 遷移金属
• 族/周期/ブロック: 10/6/d
• 原子量: 195.084
• 電子配置: [Xe] 4f¹⁴ 5d⁹ 6s¹

 

白金(元素記号Pt,原子番号78)の物理特性

• 色: 銀白色
• 相: 固体
• 密度: 21.45 g/cm³
• 融点: 2041.4 K, 1768.3 °C, 3214.9 °F
• 沸点: 4098 K, 3825 °C, 6917 °F
• 三重点: 不明
• 臨界点: 不明
• 融解熱: 22.17 kJ/mol
• 蒸発熱: 469 kJ/mol
• 熱容量: (25 °C) 25.86 J/(mol·K)
• 蒸気圧: 1Pa (2330 K), 10 Pa (2550 K), 100 Pa (2815 K), 1kPa (3143 K), 10kPa (3556 K),100kPa (4094 K)

 

白金(元素記号Pt,原子番号78)の原子特性

• 酸化数: -2, -1, +1, +2, +3, +4, +5, +6 (弱塩基性酸化物)
• 電気陰性度: 2.28（ポーリングの値）
• イオン化エネルギー: 1st: 870 kJ/mol 2nd: 1791 kJ/mol / 3rd: na
• 原子半径: 139 pm
• 共有結合半径: 136 ± 5 pm
• ファンデルワールス半径: 175 pm

 

白金(元素記号Pt,原子番号78)のその他の特性

• 結晶構造: 面心立方格子
• 磁性: 反磁性
• CAS登録番号: 7440-06-4

 

白金(元素記号Pt,原子番号78)の主な同位体

¹⁹⁰Pt 0.014 %

¹⁹²Pt 0.782 %

¹⁹³Pt 天然存在比不明

¹⁹⁴Pt 32.967 %

¹⁹⁵Pt 33.832 %

¹⁹⁶Pt 25.242 %

¹⁹⁸Pt 7.163 %

白金(元素記号Pt,原子番号78)の発見者

白金は紀元前から長く人類に活用されてきた金属で、はっきりとした発見者の名前はわかっていません。

白金(元素記号Pt,原子番号78)の命名の由来･語源

白金の元素記号Ptの語源は、スペイン語の「ピント川の小さな銀platina del Pinto」に由来して命名されました。

ちなみに日本語の白金の語源はオランダ語で白金を意味するwitgoudの直訳です。

白金(元素記号Pt,原子番号78)の用途

白金の用途は、通貨や貴金属だけでなく、多くが工業利用されています。

触媒や原器、磁性体としての活用が主流です。

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