硫黄(元素記号S,原子番号16)の特性について解説していきます。
硫黄(元素記号S,原子番号16)の基本特性
- 名称: 硫黄
- 元素記号: S
- 原子番号: 16
- 分類: 非金属
- 族/周期/ブロック: 16/3/p
- 原子量: 32.065
- 電子配置: [Ne] 3s2 3p4
硫黄(元素記号S,原子番号16)の物理特性
- 色: 黄色
- 相: 固体
- 密度: (r.t.) (α) 2.07 g/cm3 (β) 1.96 g/cm3 (γ) 1.92 g/cm3
- 融点での液体密度: 1.819 g/cm3
- 融点: 388.36 K, 115.21 °C, 239.38 °F
- 沸点: 717.8 K, 444.6 °C, 832.3 °F
- 臨界点: 1314 K, 20.7 MPa
- 融解熱: 1.727 kJ/mol
- 蒸発熱: 45 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 22.75 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1 Pa (375 K) / 10 Pa (408 K) / 100 Pa (449 K) / 1 kPa (508 K) / 10 kPa (591 K) / 100 kPa (717 K)
硫黄(元素記号S,原子番号16)の原子特性
- 酸化数: 6, 5, 4, 3, 2, 1, -1, -2 (強酸性酸化物)
- 電気陰性度: 2.58 (ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 999.6 kJ/mol 2nd: 2252 kJ/mol 3rd: 3357 kJ/mol
- 共有結合半径: 105±3 pm
- ファンデルワールス半径: 180 pm
硫黄(元素記号S,原子番号16)のその他の特性
- 結晶構造: 斜方晶系
- 磁性: 反磁性
- 電気抵抗率: (20 °C) (無定形) 2×1015 Ω·m
- 熱伝導率: (300 K) (無定形) 0.205 W/(m·K)
- CAS登録番号: 7704-34-9
硫黄(元素記号S,原子番号16)の主な同位体
32S 95.02%
33S 0.75 %
34S 4.21 %
35S syn
36S 0.02 %
硫黄(元素記号S,原子番号16)の発見者
硫黄は紀元前から人類に活用されており、はっきりとした発見者はわかっていません。
硫黄(元素記号S,原子番号16)の命名の由来・語源
硫黄の語源は、ラテン語で「燃える石」を意味するsulfurが由来で命名されました。
硫黄(元素記号S,原子番号16)の用途
硫黄の用途は、化学反応剤、火薬の原料、ゴムの架橋剤などに活用されています。
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