バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の特性について解説していきます。
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の基本特性
- 名称: バリウム
- 元素記号: Ba
- 原子番号: 56
- 分類: アルカリ土類金属
- 族/周期/ブロック: 2/6/s
- 原子量: 137.33
- 電子配置: [Xe] 6s2
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の物理特性
- 色: 銀白色
- 相: 固体
- 密度: 3.51 g/cm3
- 融点: 999.4 K, 726.2 °C, 1339.2 °F
- 沸点: 1910 K, 1637 °C, 2979 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 不明
- 融解熱: 7.12 kJ/mol
- 蒸発熱: 140.3 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 28.07 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (911 K), 10 Pa (1038 K), 100 Pa (1185 K), 1kPa (1388 K), 10kPa (1686 K),100kPa (2170 K)
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の原子特性
- 酸化数: +2 (強塩基性酸化物)
- 電気陰性度: 0.89(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 502.9 kJ/mol 2nd: 965.2 kJ/mol / 3rd: 3600 kJ/mol
- 原子半径: 222 pm
- 共有結合半径: 215 ± 11 pm
- ファンデルワールス半径: 268 pm
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)のその他の特性
- 結晶構造: 体心立方
- 磁性: 常磁性
- CAS登録番号: 7440-39-3
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の主な同位体
130Ba 0.106 %
132Ba 0.101%
133Ba 天然存在比不明
134Ba 2,417 %
135Ba 6.592 %
136Ba 7.854 %
137Ba 11.23 %
138Ba 71.7 %
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の発見者
バリウムはカール・ヴィルヘルム・シェーレによって1774年に発見されました。
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の命名の由来・語源
バリウムの語源は、ギリシャ語で「思い」を意味する単語barysに由来して命名されました。
アルカリ土類金属としては密度が大きく重いことがその由来となっています。
バリウム(元素記号Ba,原子番号56)の用途
バリウムの用途は、油田やガス田を採掘する際の加重剤やレントゲンの造影剤に活用されています。
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