ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の特性について解説していきます。
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の基本特性
- 名称: ラドン
- 元素記号: Rn
- 原子番号: 86
- 分類: 希ガス
- 族/周期/ブロック: 18/6/p
- 原子量: 222
- 電子配置: [Xe] 4f14 5d10 6s2 6p6
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の物理特性
- 色: 無色
- 相: 気体
- 密度: (0 °C, 101.325 kPa) 9.73 g/L
- 融点: 202.0 K, −71.15 °C, −96.07 °F
- 沸点: 211.3 K, −61.85 °C, −79.1 °F
- 三重点: 不明
- 臨界点: 377 K, 6.28 MPa
- 融解熱: 3.247 kJ/mol
- 蒸発熱: 18.10 kJ/mol
- 熱容量: (25 °C) 5 R/2 = 20.786 J/(mol·K)
- 蒸気圧: 1Pa (110 K), 10 Pa (121 K), 100 Pa (134 K), 1kPa (152 K), 10kPa (176 K),100kPa (211 K)
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の原子特性
- 酸化数: +2
- 電気陰性度: 2.2(ポーリングの値)
- イオン化エネルギー: 1st: 1037 kJ/mol
- 共有結合半径: 150 pm
- ファンデルワールス半径: 220 pm
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)のその他の特性
- 結晶構造: 面心立方
- 磁性: 反磁性
- CAS登録番号: 10043-92-2
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の主な同位体
220Rn 天然存在比不明
221Rn 天然存在比不明
222Rn trace
224Rn 天然存在比不明
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の発見者
ラドンはフリードリヒ・エルンスト・ドルンによって発見されました。
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の命名の由来・語源
ラドンの語源は、ラジウムから生まれる期待であることに注目し、ラジウムと同じくラテン語の放射線を意味するradiusに期待を意味する語尾onを加えてラドンと命名されました。
ラドン(元素記号Rn,原子番号86)の用途
ラドンの用途は、現在は一部に限られています。
過去には放射線源として利用されていましたが、現在は安全性の観点からコバルトやストロンチウムに代替されています。
一方、温泉の含有成分としてラドンはよく知られていて、痛風や血圧降下、悪性腫瘍の成長を阻害する「ラドン温泉」として知られています。
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