ガンプラレビューブログ”Everyday Gundam”管理人でガンプラ初心者の味方、utahです。
「機動戦士ZZガンダム」の可変機といえば何を思い浮かべますか?
はい、せーの!!!
そうです、バウですね(押し付け)
ネオジオンの可変機で、Z計画の技術が活用されたためか、上半身と下半身に分離・変形・合体ができるという、ZZガンダムと同様の変形機構を持っていました。
変形合体機構の複雑さから多くガンプラ化されてはいませんが、変形合体は男のロマンですよね。
この記事ではそんなバウのガンプラをまとめてみました。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】バウの基本情報
まずはバウの情報をレビューしていきましょう。
名称:バウ(BAWOO)
型式番号: AMX-107
全高: 22.05m[4] / 18.50m[49]
頭頂高: 18.5m[4] / 22.05m[49][注 4]
本体重量: 34.7t[49]
全備重量: 67.5t[49]
装甲材質: ガンダリウム合金[49]
出力: 2,410kW[49]
推力: 18,760kg×4[49]
総推力:75,040kg[4]
センサー:有効半径 12,200m[49]
武装: ビーム・ライフル、メガ粒子砲付シールド、ーム・サーベル×2
4連装グレネード・ランチャー×2、ミサイル×6
搭乗者: グレミー・トト、クレイユ・オーイ、ゴットン・ゴー、ビーチャ・オーレグ
可変MSの新たな可能性を検証すべく開発された機体。すでにガザ・シリーズを実戦投入していたアクシズであるが、連邦系の可変MSに対抗できる機体の開発は後手に回っていた。本機は連邦側との政治的取引によって供与された技術や、アクシズに「復帰」したアナハイム・エレクトロニクス社やエゥーゴの旧ジオン系技術者の協力によって開発されたといわれており、ΖガンダムやΖΖガンダムをはじめとするΖ計画の機体の設計が参考にされている。また、対ΖΖガンダム用に開発されたともいわれる。
試作段階では「飛龍」と呼ばれ、機体を上下2つに分離し、上半身を「バウ・アタッカー」、下半身を「バウ・ナッター」とそれぞれ称する飛行形態に変形するという、ΖΖガンダムに類似した機構での運用をコンセプトに開発される。しかし2名の乗員を必要とするのは非効率的と判断され、開発は中止あるいは棚上げとなる。バウ・ナッターを遠隔操作する案も、ミノフスキー粒子散布下での運用を疑問視され却下されている。しかし、MS形態での性能は十分なものであったことから、試作機は分離・可変機構を廃して士官専用機として改修されることとなる[49]。
しかし、本機が与えられる予定のグレミー・トトは、バウ・アタッカーの持つ軽快な運動性能に目をつけ、バウ・ナッターを大型ミサイルとして考えることでバウの潜在的価値を見出す。彼は分離・可変機構をそのままに、バウ・ナッターには却下された無線操縦装置のほか、慣性誘導装置と弾頭の搭載を命じ、さらにメガ粒子砲内蔵シールドと、ビーム・アサルト・ライフルも同時に製作させている。以上により、本機は戦闘・攻撃・爆撃の3つの能力をもつこととなり、試作機の完成と同時に上層部は本機の量産化を承認する。
頭部はバウ・アタッカー時の空力を考慮した形状となっている。バックパックは必要に応じて射出し、こちらも遠隔操縦することができる。試作機は朱色を基調に一部黒と黄色で塗装され、腰部前面装甲左に「」(「龍」の下に「飛」と書いて一文字で「バウ」と読む)の文字が記されている。
(wikipediaより)
1986年から1987年にかけて放送されていたTVアニメ「機動戦士ZZガンダム」に登場するネオ・ジオン軍の量産機です。
Z計画に関わっていた技術者のうち、ネオ・ジオンの思想に共鳴した者が技術を流出させた、とも言われています。
そのため、ZガンダムやZZガンダムに似た変形・合体機構を持っています。
また、下半身のみを分離して特攻させる戦術は斬新でしたね。
時代は下って、U.C.0150年代(Vガンダムの時代)になって有用な戦術として採用されるとは思わなかったでしょうね・・・
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】バウのHGUCガンプラ一覧
それではまずはHGUCシリーズのバウのガンプラからレビューしていきましょう。
HGUCシリーズは1/144のガンプラで、組み立てやすさや買いやすいお値段から初心者向けのガンプラとして親しまれています。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】HGUC 1/144 AMX-107 バウ (機動戦士ガンダムZZ)
まずはオレンジのHGUCバウからレビュー。
グレミートトの専用機としてネオジオン軍で運用されました。
10年以上前のキットですが、プロポーションは良好です。
また、差し替えパーツなしで完全変形・分離できるのがすごい!
その分、合体後のMS時の関節の可動域がやや犠牲になっていますが、それはしょうがないですね。
シールの数が少なく、腰部アーマーのマーキングとモノアイ以外は成形色で再現されています。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】HGUC 1/144 AMX-107 バウ (量産型) (機動戦士ガンダムZZ)
グレミーのオレンジカラーのバウと対照的にジオン色の強い、モスグリーンで塗装されているのが量産型のバウです。
グレミー機とキットの構成は同じで、プラの成型色が違うカラバリ機です。
設定では存在しないはずの「飛龍」のマーキングシールも付属していてお得な感じです。
シールドやビームサーベルは塗装必須ですが、完全変形できる点はグレミー機同様優秀です。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】HGUC 1/144 リバウ (プレミアムバンダイ限定)
バウの改修機で、袖付きのフル・フロンタルように設計された幻のバウです。
シナンジュが奪取できたため、フル・フロンタル専用機として陽の目を見ることはありませんでした。
HGUCバウをベースにしているので古い印象は否めませんが、追加パーツが多く、結構違ったイメージのガンプラになっています。
シナンジュと共通のビームトマホークやビームライフルが付属していて、かなり大きなフォルムになります。
一部の追加装甲は接着剤で接着しなければいけないという、近年のガンプラにあるまじき設計になっていますが、完成形は悪くない仕上がりになっています。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】バウのRE/100ガンプラ一覧
続いては、バウの1/100スケールのガンプラをレビューしていきましょう!
バウは長らく1/144のHGUCガンプラしかありませんでしたが、2016年に満を持して1/100キットが発売!
とはいえMGではなく、RE/100というシリーズです。
HGUCのように組み立てやすく、手軽に1/100スケールガンプラを作れる、というコンセプトのキットです。
ではレビューしていきましょう!
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】RE/100 機動戦士ガンダムZZ AMX-107 バウ
グレミートト専用のオレンジのバウがRE/100でキット化されました。
MGに比べると内部フレームの再現パーツなどはありませんので、その分組み立てやすさはHGUCに近いです。
とはいえ1/100スケールのキットなので、モールドが多かったり、合わせ目が出ないようになっていたりと、ほぼ素組みで満足いくリアルな仕上がりになります。
もちろん変形合体機構も完全に差し替えなしで再現できています。
変形機構があるものの、MS時の関節の可動も犠牲になっておらず、バンダイの技術力が遺憾無く発揮されたガンプラです。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】RE/100 1/100 バウ量産型 (ホビーオンラインショップ限定)
グレミー用バウのRE/100ガンプラのカラバリ機として量産型バウもキット化されています。
配色の違いで一部追加ランナーがありますが、基本は同じ構造になっています。
差し替えなしの完全変形もできますし、リアルな仕上がりの武装も健在です。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】RE/100 AMX-107R リバウ
HGUCのリバウはかなり古いキットのHGUCバウがベースだったため、結構やっつけ感のある改造ガンプラという感じで賛否両論ありました・・・
ですが、RE/100リバウはベースのバウが2017年に発売された最新キットのため、出来の良さは継承したまま、さらにクールなデザインが再現できています。
一部、MGシナンジュのパーツも使われていて、バウとシナンジュのいいとこ取りのデザインになっています。
リバウを最新フォーマットで組みたいならHGUCよりもRE/100がオススメです。
【ガンプラレビューまとめ(HG/Re100一覧)】バウのガンプラまとめ
ZZガンダムの時期のネオジオンはそこまで可変機に力を入れなくなっていましたが、Z計画のデザインを取り言えたバウは今見ても秀逸なデザインだと思います。
HGUCにせよ、RE/100にせよ、差し替えなしで完全変形、分離できるのは元々のデザインが優れていたからでしょうね。
ぜひグレミー機と量産機を並べてバウ隊を編成してみてください!
以上、ガンプラレビューブログ”Everyday Gundam”管理人でガンプラ初心者の味方、utahでした。