今日は「ガンプラコレクション 1/288 MSM-04 アッガイ」をレビューします。
アッガイの機体解説
ジオン公国軍は水陸両用MSとしてゴッグやズゴックの開発に着手したが、これらは高出力のジェネレーター搭載のために生産コストが高いという問題点を抱えていた。そこで、コストを抑えた廉価版の水陸両用MSを開発することとなった[5]。
本機はズゴックより後の開発着手だったが、先に完成したためより若い型式番号となっている。MSとしては初めて複座式コクピットを採用し、水陸両用MSの訓練用としても用いられた[6]。
<wikipediaより引用>
1年戦争で活躍した、ジオン公国軍の量産型水陸両用MSです。
形式番号はMSM-04。
同時期に開発されていたゴッグやズゴックと比べてジェネレーター出力が低く廉価で製造できるため、性能は劣りますが量産性に優れた機体として開発されたMSです。
ジェネレーター出力を抑えたため発熱量が少なく、センサーやカメラに対するステルス性が高くなり、偵察任務で運用されていました。
最近はビルドファイターズで可愛らしく改造された機体が有名ですね。
ガンプラコレクションについて
1980年代に発売された初期のガンプラのスケールを半分にして、1/288サイズで再販されたもの。
関節やプロポーション、印刷物などは当時のキットの雰囲気を完全に再現しています。
僕が子供の頃に作っていたガンプラは多色成形が当たり前だったので、単色のランナー、パーツ数の少なさは衝撃的です。
アッガイのパッケージ
↑80年代当時のパッケージの雰囲気がリアルに再現されています。
当時のパッケージにはパイロットも一緒に描かれることが多かったようです。
ご丁寧に「このキットにはジオン軍工作員はついていません」との表記があります。
ちなみに、ジオン軍工作員、ってアカハナのことでいいんですかね。
絵的にもそうだと思うんですが、当時名前が決まっていなかったんでしょうか?
↑バンダイのロゴも現在と違いますし、「ベストメカコレクション」というシリーズ名が記載されています。
このキットが発売された当時はまだガンダムの認知度が低かったため、バンダイのプラモデルはガンダム以外のアニメも含むロボットにプラモデルとして「ベストメカコレクション」というシリーズで販売されていたのです。
メカ、という響きがなんとも昭和レトロな感じです。
そして機体名のフォントが丸文字で可愛い。
やはり癒し系を狙っていたんですかね。
↑側面には完成図(塗装済み)の絵が並んでいます。
ちなみに、1/144のパッケージそのままなので、ガンプラコレクションとして復刻されたこのキットでは可動しない部分や存在しない機能が描かれていることもあるの要注意です!
後ほどご紹介しますが、このキットではアイアンクローは伸縮しません・・・
↑同時期に発売されたキットが並んでいます。
ギャン、ゴッグ、ドム、ガンタンク、ジム、シャア専用ズゴック、グフなどの機動戦士ガンダムの初期~中盤に出てきた機体たちですね。
↑パッケージには1/144と書いてありますが実際には1/288スケールです。
通常の1/144パッケージと比べると大きさの差は歴然!
ガンダムに速攻でやられてしまいそうです(笑)
アッガイの説明書
↑圧倒的なパーツの少なさです!
数えてみたら21個しかありませんでした。
また、単色のランナーなので、塗装しないと何のプラモなのかさっぱり分かりません(笑)
当時の説明書にはランナー図に必ず塗料の色指定がされているのが当たり前でした。
アッガイの製作条件
さすがに素組みでは見るに耐えないので、ガンプラマーカーで塗装しました。
サイズが小さいので、大変でした…。
今回はガンプラマーカーを使用して塗装しました。
- ボディ: GM22 ガンダムガンメタリック (ベーシックセットGMS-105)
- クロー、バックパック:GM38 ジオングレー(ジオン軍セット)
- モノアイ: GM50 ガンダム蛍光ピンク(先細タイプセット)
- モノアイ付近: GM48 ガンダムブラック(先細タイプセット)
アッガイのレビュー
↑1/144HGUCガンダムと並べました。
1/288というだけあって、とにかく小さい!
ずんぐりむっくりなプロポーションで可愛らしいですね!
ちょっとだけしか上がりません(笑)
アイアンクローも元々のキットでは伸縮するのですが、今回の復興版キットではオミットされています。
↑腕に比べて、足の可動範囲はまずまずです。
ちょこんと座らせるとテディベアみたいで、微笑ましいです。
↑主兵装は腕部先端に装備されたアイアンネイル。
伸縮させることができるのですが、このサイズのキットで再現するのは難しかったようです。
格闘武器として優秀ですが、マシンガンやバズーカのような汎用火器を装備できないデメリットがあります。
また、中心にメガ粒子砲が装備されていて、射撃戦にも対応しています。
↑アイアンネイルを格納した状態。
6連装のロケットランチャーを装備しています。
MSにはそこまで効果がありませんが、ジャブロー攻略戦において地球連邦軍のトーチカや戦車には有用だったようです。
↑頭部には105mmバルカンが4門装備されています。
連邦軍では標準装備のバルカンですが、ジオン軍系では珍しいですね。
↑正直、ほとんど可動しませんので、アクションポーズは皆無です・・・
けど、可愛いので許しましょう。
アッガイの総評
話のタネになればと思い、組んでみましたが…意外と塗装すればそれなりの見栄えになりますね。
80年代当時の気分をお手軽に味わうのに最適ですね。
通常のガンプラと比べて圧倒的に小さいので、飾る場所も節約できて良いですね。
並べて飾ると結構壮観ですよ!
ビルドファイターズのベアッガイみたいに、全く違う色で塗装してみるのも面白いかも。
以上、ガンプラ好きの調香師utahでした。