フェイスパックを選ぶ時、「無添加」という表示を目にすることも多いと思います。
でも…
「無添加フェイスパックって、本当にお肌に優しいの?」
「無添加フェイスパックって何が無添加なの?きちんと成分の名前を知りたい。」
「無添加フェイスパックはたくさん種類がありすぎて、どれが良いか分からない。」
と思っていませんか?
そこでこの記事では
- 無添加化粧品の本当の意味
- 無添加フェイスパックを選ぶ際のポイント
- 無添加フェイスパックおすすめ3選
について、大手化粧品メーカーで1000以上の商品開発に携わった研究員が詳しく解説していきます。
一緒に、理想の無添加フェイスパックを見つけていきましょう。
「無添加フェイスパック」の本当の意味
スキンケアの定番アイテムのフェイスパックですが、成分と言われるとわからないことが多いですよね。
ここではフェイスパックの「無添加」という表示について詳しく解説します。
「無添加」とは、文字通り「配合していない」「入っていない」と言う意味です。
アルコール、パラベン、活性剤、香料、着色料、鉱物油、防腐剤…お肌に刺激を与えかねない成分は様々です。
無添加フェイスパックは、そのネガティブ成分が入っていないので安心して使える、というわけです。
ここで注意しなければいけないのは、「どの成分が無添加なのか」は表示する義務がないということです。
「無添加」と書かれていると、なんとなく「悪いものが全く入っていなくて、お肌に良さそう」と思いがちです。
もしかしたら一つの成分が入っていないだけということもありえるので注意が必要です!
そこで、どの成分に注意するべきかを詳しく解説していきます。
無添加フェイスパックを選ぶ際のポイント
世の中には様々な無添加フェイスパックがありますが、正直、どれを選んだらよいか迷いますよね。
単に「このブランド知ってるな」というだけで選んでしまうと、本当は抜いてほしい成分が配合されているフェイスパックを選んでしまっているかもしれませんよ。
そこで、失敗しないフェイスパック選びのために、無添加フェイスパックを探すポイントを詳しく解説していきます。
【無添加フェイスパックを選ぶ際のポイントその1】合成香料
毎日使うフェイスパックですから、香りが良い方が気分が上がりますよね。
しかし、香りは好みが別れる上に、香料の成分の中にはアレルギーを引き起こす可能性があるものもあります。
香料には、植物から抽出した天然香料と、石油から生成された合成香料があります。
「合成香料は石油由来で体に悪いんじゃ…」というイメージを持ってしまいがちですが、天然香料の中にもアレルギー症状を引き起こすものがあるので要注意です。
ですが、天然香料でも合成香料でも、化粧品の成分表示では「香料」とだけ記載すれば良い、という法律になっています。
残念ながら、パッケージを見ただけではどの香料成分が配合されているかはわかりません。
気になる場合は、面倒でもメーカーにどんな香料成分が配合されているか、問い合わせてみるのも良いでしょう。
もう一つの選択は「無香料」「香料無添加」のフェイスパックを使うことです。
無香料フェイスパックであれば、香料は入っていないので安心して使えますね。
【無添加フェイスパックを選ぶ際のポイントその2】合成着色料
フェイスパックの中には、美容液に着色しているものがあります。
化粧品に配合される着色成分には、大きく分けて天然着色料と合成着色料があります。
天然着色料はベニバナ色素など、植物から抽出された着色料です。
一方、合成着色料はタール色素に代表されるような、石油から生成される着色料のことです。
香料と同様で「合成着色料はお肌に悪そう」と思いがちですが、天然着色料にも肌トラブルの原因になるものはあるので要注意です。
一番安全なのは「無着色」「着色料無添加」のフェイスパックを選ぶことです。
色が変わったからといって、フェイスパックのスキンケア効果が変わるわけではありません。
着色料無添加フェイスパックの方が安心して使えるのでおすすめです!
【無添加フェイスパックを選ぶ際のポイントその3】鉱物油
フェイスパックの美容液には、保湿目的で油(オイル)が配合されることがあります。
その中でも、鉱物油(ミネラルオイル)は「お肌に悪そうなイメージの油」として有名です。
鉱物油のお肌への悪影響については、1970年代に健康被害が多く報告されて注目されるようになりました。
当時は、鉱物油に含まれる不純物がシミやソバカスの原因になったと言われています。
現在は精製技術が進化して、安心して使える鉱物油がメジャーになっています。
一方、なたね油などの天然由来のオイルは、お肌に良い油として紹介されることが多いです。
もちろん、栄養分たっぷりなのでお肌に良いのは間違いありませんが、酸化(劣化)されやすく、長期保存に向かない、というデメリットがあります。
鉱物油フリー処方にするために、天然オイルを配合している化粧品は多く見られます。
ですが、天然オイルでも長期保存できるように防腐剤が配合されている場合があるのでご注意ください。
天然オイル、鉱物油ともにメリット・デメリットがありますので、よく理解した上で賢くチョイスしてくださいね。
お肌のことを一番に考えるとリスクは少ない方が良いというあなたには、「鉱物油フリー」「鉱物油無添加」のフェイスパックがおすすめです。
【無添加フェイスパックを選ぶ際のポイントその4】アルコール(エタノール)
フェイスパックにはアルコール(エタノール)が配合されていることがあります。
アルコール(エタノール)を配合する目的は様々ですが、主に下記の3点があります。
- 長期保存できるようにする
- 収斂作用(肌や毛穴を引き締める)のため
- さっぱりした使用性にする
メリットが多いアルコール(エタノール)ですが、当然デメリットもあります。
- お肌がヒリヒリする
- においがアルコール臭くなる
- お肌の上の必要な成分を必要以上に吸い取ってしまう
上記のメリット・デメリットを理解した上で理想のフェイスパックを探しましょう!
アルコールが配合されていないフェイスパックには、「アルコールフリー」「アルコール無添加」と表示されていますよ。
【無添加フェイスパックを選ぶ際のポイントその5】防腐剤
フェイスパックには防腐剤が配合されていることがあります。
化粧品は水分が多く、雑菌やカビが繁殖しやすいです。
また、開封後も常温で保存するものが多いので、雑菌が繁殖する原因の一つです。
雑菌やカビが繁殖した化粧品を使えば、肌トラブルの原因になります。
防腐剤を配合する主な目的は下記の通りです。
- 長期保存できるようにする
防腐剤の配合にはメリットがある一方、当然デメリットもあります。
- お肌がヒリヒリする
上記のメリット・デメリットを理解した上で理想のフェイスパックを探しましょう!
化粧品に配合される防腐剤は様々な種類がありますが、代表的な防腐剤を解説します。
【代表的な防腐剤】パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)
80年以上前から化粧品に使用されている代表的な防腐剤です。
人体に対する毒性は低く、微生物やカビに効果的です。
メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンなどがあります。
一時期、発癌性を疑われていたことがあり、パラベン無添加、パラベンフリーなどと表示された化粧品も多いです。
【代表的な防腐剤】安息香
香料としても利用され、ベンゾインと呼ばれていいます。
微生物の増殖を抑える働きがあります。
水に溶けにくい成分で、水分の多い化粧品の場合、安息香酸ナトリウムと併用することが多いです。
【代表的な防腐剤】デヒドロ酢酸ナトリウム
カビや酵母などの繁殖を抑える防腐剤です。
時間が経つと酢酸が発生することがあり、酸っぱい匂いがすることもあるので、配合する際には注意が必要です。
【代表的な防腐剤】ヒノキチオール
植物の精油は防腐剤として使用されるものが多いです。
ヒノキチオールはヒバの香りの主成分で、様々な微生物に対して抗菌作用があります。
【代表的な防腐剤】フェノキシエタノール
他の防腐剤と比較すると抗菌性は強くないのですが、パラベンが効きにくい大腸菌、サルモネラ菌などグラム陰性菌と呼ばれる菌に有効な防腐剤です。
特徴的なにおいがあるので、においに敏感な方はフェノキシエタノール無添加の化粧品を選ぶのがおすすめです。
また、BG(ブチレングリコール)、PG(ペンチレングリコール)などの保湿剤は抗菌作用もあるため、防腐剤無添加の化粧品ではこれらの保湿剤を配合することで、雑菌やカビの繁殖を防いでいます。
防腐剤が配合されていないフェイスパックには、「防腐剤フリー」「防腐剤無添加」と表示されていますよ。
おすすめの無添加フェイスパック
安心して使える無添加フェイスパックを「無添加の成分」の視点でピックアップしました。
一緒に理想のフェイスパックを探しましょう!
【無添加フェイスパックおすすめその1】ルルルンプレシャスシリーズ
プチプラで使いやすいフェイスパックブランドとして有名なルルルンですが、中でもルルルンプレシャスシリーズは無香料・無着色・無鉱物油・アルコール無配合という処方です。
ルルルンプレシャスには赤、緑、白と3種類あるので、肌質やお悩みにあわせて選ぶと良いでしょう。
詳しくはルルルンプレシャスフェイスマスクのおすすめは緑?赤?白?で解説しています。
【無添加フェイスパックおすすめその2】王妃の白珠
「王妃の白珠
「たった1回のパックで、お化粧なしでもお肌の白さに自信が持てる」と高評価の声が多数寄せられている、超優秀なフェイスパック。
「紫外線吸収剤フリー」「合成香料フリー」「合成着色料フリー」の3つの無添加を実現した、お肌に優しいフェイスパックです。
世界でも沖縄でしか採れない貴重なクレイ「くちゃ」を主成分に、話題の美容成分「プロテオグリカン」など12種の美容成分を配合。
お手頃なお値段で、高級エステなみの美容パック体験ができます。
夜のお肌のお手入れの最後に、クレイパックの習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
【無添加フェイスパックおすすめその3】ユレイル スパークリングパック
「ユレイル スパークリングパック
ジェルと顆粒を混ぜることで出来上がるフレッシュな炭酸ジェルがお肌に働きかけ、美容成分を角質層まで届きやすくしてくれます。
ニキビや肌荒れを予防する、抗炎症作用の薬用成分(グリチルリチン酸ジカリウム)のほか、うるおいをサポートする成分や4種ものビタミンが配合されています。
「香料フリー」「着色料フリー」「パラベーンフリー」「シリコンフリー」「鉱物油フリー」「石油系界面活性剤フリー」「アルコールフリー」「紫外線吸収剤フリー」の8つの無添加を実現した、こだわりのフェイスパックです。
しゅわしゅわな炭酸と13種類の美容成分を組み合わせた贅沢なスペシャルケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?
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※本記事で紹介した化粧品は全ての方のお肌に合うわけではありません。
使用されてお肌に異常を感じましたらお早めに医師にご相談されることをお勧めします。